厚生労働省の方針に基づき多くの病院で外来調剤が院外処方に変わり、当院でも平成25年4月1日から全面院外処方となりました。 薬剤師は入院患者さまを対象とした仕事が中心となり、病棟で薬についてのご説明をしています。 平成26年4月1日より病棟薬剤業務に本格的に取り組む事となり、各病棟に専任薬剤師1名が常駐し、副担当薬剤師2名でサポートする体制となりました。 薬には有効性ばかりでなく高い安全性が要求されますが、場合によっては副作用発現の可能性もあるため、薬を使う際には十分な注意が必要です。 その為薬剤師は、副作用を未然に防ぐことができないか、また症状が軽い初期に発見して重篤な副作用を防止できないか等、日々努力をしております。 患者さまにとって最適な薬物療法が安全に実施されるために、私たち薬剤師も微力ながら貢献したいと考えています。 |
理念
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基本方針
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主な業務内容
● 調剤業務
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医師の処方内容をチェックし、疑問があれば必ず直接医師や病棟担当薬剤師に疑義照会を行い、用法用量・相互作用・重複投与等を確認してから薬を調剤しています。
錠剤が飲みづらい方に対しては、錠剤を粉砕したり、服用忘れや服用間違いを防ぐために複数の錠剤を一回で飲めるように1包に包装したり患者さまそれぞれのニーズにあった調剤方法を工夫し、薬を飲みやすくして服用して頂いております。
● 注射業務
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投与量・投与時間・投与ルート・重複投与・配合変化・安全性などを確認したあと、1回の施行毎に注射薬をセットし、病棟に払出しをしています。
また、中心静脈から投与される高カロリー輸液については、薬剤部無菌製剤室内のクリーンベンチ内で無菌的に調整を行っています。
● 病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務
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毎朝、病棟のカンファレンスに参加し、患者さまの治療経過等の情報収集や、病棟スタッフへの医薬品の安全性情報の発信をしています。
患者さまの入院時には、患者さまにお会いし、服用歴・副作用歴・アレルギー歴を直接伺い、持参薬についての鑑別結果とともに、医師・看護師等へ情報提供を行っています。
患者さまの入院期間中全ての薬歴を管理しながら病棟で服薬指導を行い、正しく安全に薬を服用して頂けるよう努めています。
また、定期的に担当病棟を交替することで、薬剤部スタッフ全員で様々な疾患の患者さまに関わり、知識の向上に努め、薬剤師としての職能を発揮することを目標としております。
● ポリファーマシーについて
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「ポリファーマシー」という言葉を耳にされたことはありますか?
「ポリファーマシー」とは、「多剤服用の中でも害をなすもの」をポリファーマシーと呼び、単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬遵守の低下等の問題につながる状態としています。
加齢とともに体の状態や薬の効き方も変化します。お薬の減量や中止、服用について等、困っていることがございましたら、薬剤師にいつでもお気軽にお声掛けください。 ● 薬剤管理サマリー
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入院中に変更になったお薬があった場合や、副作用症状が出現した場合等に、「薬剤管理サマリー」を作成してかかりつけ保険薬局や医療機関、施設等へ情報提供する場合があります。患者さまご本人もしくはご家族にお渡しすることがあります。その際は、ご自身でお渡しいただき、安心安全な切れ目のない薬物療法継続のためにご協力いただきますようお願いいたします。
● 薬品管理
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薬剤部内に保管している医薬品の他にも、手術室・病棟・外来処置室・救急外来・救急カート等の院内定数管理・使用期限管理を行っています。
● 医薬品情報管理
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医薬品に関する情報を収集し、患者さまや院内の職員に向けて必要な時に情報提供を行っています。
薬局内では毎日カンファレンスを行い、各病棟担当薬剤師との医薬品安全性情報共有に努めています。
● 薬学生の長期実務実習
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平成27年度より、薬学部の長期実務実習生を受け入れています。文部科学省が定めた実務実習モデルコアカリキュラムに沿って、医療・保健・福祉等における社会的ニーズに貢献できる薬剤師育成を行っております。
実習生が実際に患者さまに応対することもあると思いますが、未来の医療人育成のため、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
(受入実績)
平成27年 1期 1名(第一薬科大学)
平成29年 1期 1名(福岡大学)
令和元年 2期 2名(第一薬科大学)
認定資格
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病院代表
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月~金 8:30 ~ 11:30 13:30 ~ 16:00
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月~金 9:00 ~ 12:30 13:30 ~ 17:00 (急患は随時受け付けます) 尚、土曜・日曜は休診となります。
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13:30 ~ 16:30 入院されている患者さんの安静や治療の妨げにならないよう、ご協力ください。
急患の方は、必ず事前にお電話ください。
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- 以前に当院にかかったことがあるかどうか
- 診察券の番号(お持ちの方のみ)
※救急外来での診療はその性格上、重症患者さんが優先となりますので必ずしも来院された順番で診療ができるとは限りません。